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『腰痛について すべての人が知っておくべき10の事実』🆕

『筋膜性疼痛症候群』専門

慢性的な痛みと自律神経症状に対するトータルアプローチ

『お一人さま施術・完全予約制』

『筋膜性疼痛症候』に対して、お一人おひとりとじっくり向き合いながら、独自のアプローチをおこなっています。

 

2019年、British Journal of Sports Medicine(BJSM)という英国の医学雑誌に『Back to basics : 10 facts every person should know about back pain(基本に返る : 腰痛についてすべての人が知っておくべき10の事実)』というタイトルの論文が掲載されました。

 

 

 

"なぜ、誰も教えてくれなかったのか?"

 

この論文の原点は、知らず知らずのうちに 役に立たない信念「神話」信じ込んでいた(思い込まされていた)患者さんが、それを真実に近いもの事実』に置き換え、慢性腰痛から解放されたという物語にあります。

 

 

腰痛を改善した人がよく言う言葉があります。

 

「なぜ、誰もこのような事実を教えてくれなかったのか?」

 

「なぜ、このような事実が常識になっていないのか?」

 

 

 

これは多くの人に共通しており、研究結果と臨床現場の間にはかなりのラグ(約17年と書かれていました)があることが強調されています。

 

論文の発表者である Peter O’Sullivan教授らが運営する www.pain-ed.com に、その概要が掲載されていました。

 

 

 

 

 

 

腰痛について すべての人が知っておくべき10の事実』

 

 

( 信じてはいけない 役に立たない信念「神話」も紹介しています)

 

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 www.pain-ed.comより引用

 

 

 

 

事実(FACTS)

 

 

事実1:Persistent back pain can be scary, but it’s rarely dangerous

『しつこい腰痛は怖いものですが、危険なことはほとんどありません』 

Persistent back pain can be distressing and disabling, but it’s rarely life- threatening and you are very unlikely to end up in a wheelchair.

しつこい腰痛は悩みの種ですが、生命を脅かすことはなく、車いす生活になることもほとんどありません。

  

 

事実2:Getting older is not a cause of back pain

『年齢を重ねることは、腰痛の原因ではありません』

 Although it is a widespread belief and concern that getting older causes or worsens back pain., research does not support this, and evidence-based treatments can help at any age.

年齢を重ねることで腰痛が引き起こされたり、悪化したりするという考えや懸念が広まっていますが、研究ではこれを裏付けるものはなく、証拠に基づいた治療法は何歳になっても有効です。

 

 

事実3:Persistent back pain is rarely associated with serious tissue damage

『持続的な腰痛が、深刻な組織損傷を伴うことはほとんどありません』

Backs are strong. If you had an injury, tissue healing occurs within three months, so if pain persists past this time, it usually means there are other contributing factors. A lot of back pain begins with no injury or with simple, everyday movement. These occasions may relate to stress, tension, fatigue, inactivity or unaccustomed activity which make the back sensitive to movement and loading.

腰(人間の身体)は強いのです。怪我をしても3ヶ月以内には組織が回復するので、それを過ぎても痛みが続く場合は、他の要因があると考えられます。腰痛の多くは、怪我をしたわけでもなく、日常の簡単な動作で始まるものです。このような場合は、ストレス、緊張、疲労、運動不足、不慣れな活動などが原因で、腰(周囲の組織)が動きや負荷に対して敏感になっていることが考えられます。

 

 

事実4:Scans rarely show the cause of back pain

『スキャン(レントゲンやMRIなどの画像診断)で腰痛の原因が明らかになることは、ほとんどありません』

Scans are only helpful in a minority of people. Lots of scary -sounding things can be reported on scans such as disc bulges, degeneration, protrusions, arthritis, etc. Unfortunately, the reports say that these findings are very common in people without back pain and that they don’t predict how much pain you feel or how disabled you are. Scans can also change, and most disc prolapses shrink over time.

スキャンが有効なのはごく一部の人だけです。スキャンでは、椎間板の膨らみ、変性、突出、関節炎など、怖そうなことがたくさん報告されます。ですが、残念ながら、これらの所見は腰痛のない人にもごく普通に見られるものであり、痛みや障害の程度を予測するものではないと報告されています。スキャン結果も変化することがあり、ほとんどの椎間板突出は時間とともに縮小します。

 

 

事実5:Pain with exercise and movement doesn’t mean you are doing harm

『運動や動きによる痛みは、害を及ぼしているという意味ではありません』

When pain persists, it is common that the spine and surrounding muscles become really sensitive to touch and movement. The pain you feel during movement and activities reflect how sensitive your structures are – not how damaged you are. So it’s safe and normal to feel some pain when you start to move and exercise. This usually settles down with time as you get more active. In fact, exercise and movement are one of the most effective ways to help treat back pain.

痛みが続くと、脊椎と周囲の筋肉が動きにとても敏感になるのが一般的です。運動や活動中に感じる痛みは、あなたの構造がどれだけ敏感であるかを反映しているのであって、あなたがどれだけ傷ついているかということではありません。ですから、動き始めたり運動したりするときに多少の痛みを感じるのは安全であり、普通のことです。この痛みは、時間の経過とともに、より活動的になることで落ち着きます。実際、運動や動作は、腰痛の治療に最も効果的な方法の一つです。

 

 

事実6:Back pain is not caused by poor posture

『腰痛の原因は、姿勢の悪さによるものではありません』

How we sit, stand and bend does not cause back pain even though these activities may be painful. A variety of postures are healthy for the back. It is safe to relax during everyday tasks such as sitting, bending and lifting with a round back – in fact, it’s more efficient!

座ったり、立ったり、体を曲げたりすることで痛みを感じることがあっても、それが腰痛の原因になることはありません。様々な姿勢が腰にとっては健康的なのです。座る、曲げる、持ち上げるなどの日常的な作業では、背中を丸めてリラックスしても問題ありません。むしろ、その方が効率的です!

 

 

事実7:Back pain is not caused by a ‘weak core’

『腰痛の原因は「体幹(腹筋や背筋など)の弱さ」ではありません』

Weak ‘core’ muscles do not cause back pain, in fact people with back pain often tense their ‘core’ muscles as a protective response. This is like clenching your fist after you’ve sprained your wrist. Being strong is important when you need the muscles to switch on, but being tense all the time isn’t helpful. Learning to relax the ‘core’ muscles during everyday tasks can be helpful.

「体幹の筋肉(腹筋や背筋など)が弱い」からといって腰痛になるわけではありません。実際、腰痛の人は防御反応として「体幹」の筋肉を緊張させていることが多いのです。これは、手首を捻挫した後にこぶしを握るようなものです。筋力を高めることは、筋肉のスイッチが必要なときには重要ですが、常に緊張していては役に立ちません。日常の作業中に「体幹」の筋肉をリラックスさせることを覚えると効果的です。

 

 

事実8:Backs do not wear out with everyday loading and bending

『毎日の負荷や曲げでも、腰は摩耗しません』 

The same way lifting weights makes muscles stronger, moving and loading make the back stronger and healthier. So the activities, like running, twisting, bending and lifting, are safe if you start gradually and practice regularly.

重いものを持ち上げると筋肉が強くなるのと同じように、動くことや負荷をかけることで背中が強くなり、健康になります。ですから、走る、ひねる、曲げる、持ち上げるといった活動は、少しずつ始めて、定期的に練習すれば安全です。

 

 

事実9:Pain flare-ups don’t mean you are damaging yourself

『痛みがあるからといって、体を壊しているわけではありません』 

While the pain flare-ups can be very painful and scary, they are not usually related to tissue damage. The common triggers are things like poor sleep, stress, tension, worries, low mood, inactivity or unaccustomed activity. Controlling these factors can help prevent exacerbation’s, and if you have a pain flare-up, instead of treating it like an injury, try to stay calm, relax and keep moving up.

痛みの再燃(ぎっくり腰になったり再び痛くなったりすること)はとても痛くて怖いものですが、通常は組織の損傷とは関係ありません。一般的には、睡眠不足、ストレス、緊張、心配事、気分の落ち込み、運動不足、不慣れな活動などが引き金です。これらの要因をコントロールすることで、痛みの再燃を防ぐことができます。また、痛みが再燃した場合は怪我のように扱うのではなく、落ち着いてリラックスして体を動かすようにしてください。

 

 

事実10:Injections, surgery and strong drugs usually aren’t a cure

『注射や手術、強い薬は通常、治療にはなりません』 

Spine injections surgery and strong drugs like opioids aren’t very effective for persistent back pain in the long term. They come to risks and can have unhelpful side effects. Finding low-risk ways to put you in control of your pain is the key.

腰への注射や手術、オピオイドのような強い薬は、長期にわたる持続的な腰痛にはあまり効果がありません。むしろ、それらにはリスクが伴い、役に立たない副作用が出ることがあります。痛みをコントロールするためには、リスクの少ない方法を見つけることが重要です。

※腰への注射とはブロック注射のことであり、トリガーポイントへの注射ではありません。

 

 

 

 役に立たない信念(神話)❎

 

 

腰痛は、世界的に見ても身体障害の第一位であり、費用がかかっても効果がない場合が多く、時には有害な治療を伴うことも少なくありません。

 

腰痛に関する 役に立たない信念 は、痛み、障害、欠勤、薬の使用、医療機関の受診の度合いと関連しています。

 

 

以下は  役に立たない信念(神話) ですので、信じてはいけません。

 

神話1:腰痛は、重篤な医学的状態である。

 

神話2:腰痛は、後の人生まで持続して悪化するでしょう。

 

神話3:長引く腰痛は、常に組織損傷に関連しています。

 

神話4:腰痛の原因を検出するには、常に画像検査が必要です。

 

神話5:運動と動きに関連する痛みは、常に脊椎に害が加えられているという警告であり、活動をやめるかまたは修正しなさいという信号です。

 

神話6:腰痛は、座っているときや立っているとき、持ち上げるときなどの姿勢が悪いことが原因です。

 

神話7:腰痛は、弱い体幹筋によって引き起こされ、強い体幹筋が将来の腰痛から保護します。

 

神話8:背骨に繰り返し負荷をかけると、 摩耗や組織損傷を引き起こします。

 

神話9:痛みの再燃は組織損傷の徴候であり、安静が必要です。

 

神話10:強力な薬物療法、注射、手術などの治療は腰痛の治療に効果的で不可欠です。

 

 

役に立たない信念(神話)は、 腰痛の有無にかかわらず一般的で、メディア、業界団体、善意の臨床医や施術者によって強化されることがあります。

 

 

 

 

あなたの腰痛に対して

 

『腰が傷んでいる(腰が悪い)から』

 

『身体がゆがんでいるから』

 

『腹筋や背筋が弱いから』

 

『背骨がまがっているから』

 

『骨盤がゆがんでいるから』

 

 『このままだと一生腰痛持ちですよ』

 

『子供が産めなくなりますよ』

 

などの説明を受けている場合は 要注意 です。

 

 

 

 

 

また、整骨院や整体などで「姿勢測定器」なるものが流行っていますが

 

あのような測定器(画像)は、患者さんが改善するために必要なものではなく

 

施術者が もっともらしい説明をする(客寄せ・単価やリピート率を上げる)ために必要なものである ことも知っておいてください。

 

(某HPにも、そのように書いてありました)

 

そもそも、患者さんのために本当に必要な測定器なら、いち早く病院にあるはずですね。