押しもみする時代は終わりました
いままでの療法の多くは「押す あるいは 揉む」といった押す力(押圧、垂直圧)をもちいているため、痛みをともなうものがほとんどでした。
中にはあえて強い圧をくわえる(痛いのをがまんすれば治ると説明する)ものもあるようですが、施術中に患者さんが(がまんを強いられるような)痛みを感じるということは、意識無意識にかかわらず『こころとからだ』は緊張してしまいます。
筋膜性疼痛症候群でお困りの方たちは『こころとからだ』が過剰に緊張した結果、痛みやしびれなどの症状があらわれていますので、このような強い刺激をもちいることは禁物です。
ときには、局所への過度な圧迫や患者さんの呼吸リズムを無視した押圧により、組織の損傷(内出血・青あざ)や肋骨骨折を生じることもあり、これではからだをよくしてもらっているのか、壊されているのかわかりません。(おそらく壊されているのでしょう...)
ただ単に、強く押せば良いのではありません。