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筋肉には『ビタミンC』が不可欠!(+コラーゲンについて)🆕

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『骨格筋の機能維持には性別に関係なくビタミンCが不可欠』

 

 

2022年7月14日

東京都健康長寿医療センター が研究成果を公表しました。

 

その資料はこちらから

『骨格筋の機能維持には性別に関係なくビタミンCが不可欠』

(☝️PDFが開きます)

 

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 (資料より)

 

 

筋肉(骨格筋)には ① 運動 ② 姿勢を保つ ③ 関節を安定させる ④ 熱を発生させる などの重要な機能がありますが、これらを維持するためには『性別に関係なくビタミンCが不可欠』であることが明らかになりました。

 

2019年には、筋肉の機能維持にはビタミンCが不可欠であることがわかっていましたが、今回のさらなる研究で『ビタミンCが不足すると性別に関係なく、筋肉の萎縮や身体能力の低下をもたらし、ビタミンCの再投与により性別に関係なく回復できる』ことが明らかになりました。

 

 

2022年6月23日 

オンライン科学雑誌「Biology」に公開された論文

Vitamin C Is Essential for the Maintenance of Skeletal Muscle Functions

『ビタミンCは骨格筋の機能維持に不可欠である』

 

 

資料の内容に加え、論文には以下のことも書いてありました。

※1〜 の説明は、論文にはありません。)

 

・ビタミンCは、皮膚や軟骨に多く含まれるコラーゲン※1線維の構築、コレステロールなどの脂質の代謝、カテコールアミン※2 の合成に重要な酵素として働いています。

 

・ビタミンCは、骨格筋に多く存在し、筋肉と骨をつなぐ腱の主成分であるコラーゲン線維の構築に重要な役割を担っています。

 

・特に、骨と筋肉をつなぐ腱にはコラーゲンが多く含まれているため、ビタミンCが不足するとコラーゲン線維がもろくなり機能しなくなるため、骨格筋の萎縮や身体機能の低下につながります。

 

・ヒトの骨格筋は体重の約40%を占め、骨格筋には100gあたり3〜4mgのビタミンCが含まれています。

 

・多くの脊椎動物※ は、ビタミンCを合成する能力を持っていますが、ヒト、非ヒト霊長類(サルの一部)、モルモット(とコウモリ)はビタミンCを合成する最後の酵素に複数の変異があるため、ビタミンCを合成することができません。(※犬や猫、牛や豚、ライオンやゾウ、ニワトリやアヒルなど)

 

・ビタミンCは骨格筋の機能維持に不可欠であり、ビタミンCの補給不足によって一旦低下した骨格筋の機能も、ビタミンCを補給することで可逆的に回復することができます。

 

血漿(けっしょう)※3 中のビタミンC濃度と運動機能の関係を調べるために、日本在住の高齢女性(70〜84歳)957名を対象とした解析をおこなったところ、血漿中のビタミンC濃度と運動機能には相関が認められました。

その結果、血漿中のビタミンC濃度は、被験者(検査される人)の筋力(握力)・バランス能力(目を開けて片足で立つ能力)・正常歩行速度と有意な相関があることがわかりました。つまり、血漿中のビタミンC濃度が高い女性ほど、筋力や身体能力が強い傾向にあったのです。

 

・ビタミンCの必要量に性差があることは今までの研究によって示唆されていましたが、若い女性のビタミンCの摂取量を1日90mgに増やすべきであり、男性のビタミンCの摂取量は1日75mgであると推奨しています。※4

 

・ビタミンCは、筋萎縮の治療法として有用であると考えられます。

 

・加齢に伴う筋萎縮や身体機能の低下を防ぐには、1日に十分なビタミンCの摂取が必要です。

 

 

※1コラーゲンとは:以下「ファシア:躍動する組織とシステム系」より一部抜粋

 

・ファシアの線維性の部分は、主にコラーゲンで構成される。コラーゲンは身体で最も多いタンパク質である。少なくとも15種類※のコラーゲンがあるが、結合組織で見つかるのは Ⅰ 型、Ⅱ 型、Ⅲ 型である。(※28〜30種類あると言われています)

 

・Ⅰ 型コラーゲン線維は身体で最も多い。皮膚、骨、腱、靭帯、もちろんファシア自体にもあり、身体の全コラーゲンの90%を占める。

 

・Ⅱ 型コラーゲン線維は、Ⅰ 型コラーゲン線維よりも、ずっと細く、軟骨と椎間板にある。

 

・Ⅲ 型コラーゲン線維は、皮膚、骨膜、動脈、内臓にある。その機能は、柔軟な臓器の構造を維持すること、創傷を治癒させること、そして腱・靭帯・骨膜が骨に付着する部分として機能することである。

 

・コラーゲン線維による三重らせん構造は、ファシアに強大な抗張力(ほとんどの場合、壊れずに伸びることができる特性)を与える。実際同じ重量なら Ⅰ 型コラーゲン線維は鉄鋼よりも強い。したがって、強大な張力に耐えることができ、さらには「風にたわむ」こともできる。この特性は、靭帯のような組織にとって非常に適している。

 

※2 カテコールアミンとは:神経伝達物質(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン)の総称で、血中や尿中で測定されます。

 

アドレナリン : カテコールアミンの約80%を占めます。ストレスを感じたり、激しい運動をしたりしている時に分泌され、交感神経を活発にします。

 

ノルアドレナリン : アドレナリン同様、ストレスを感じた時に分泌され、末梢の血管を収縮させます。

 

ドーパミン : 感動や快感、意欲、運動調節に関係しています。

 

※3 血漿(けっしょう)とは:血液から血球(赤血球・白血球・血小板)成分を取り除いた、うす黄色の液体で血液の約半分を占めています。

 

・血漿の主な成分は「水」ですが、たんぱく質・脂質・糖質・電解質(ナトリウムやカルシウムなど)・ビタミン(A・C・E・B6・B12・葉酸)などの栄養分を含んでいます。

 

・血漿は、血管の外に組織液として浸み出し、栄養分をからだの隅々まで運んで、老廃物を運び去る働きをしています。一部は毛細血管を経由して血管にもどりますが、多くはリンパ管に入りリンパ液となります。

 

余談ですが、血液が赤く見えるのは、赤血球の中に含まれる「ヘモグロビン」が赤い色素だからです。このヘモグロビンにはたくさんの「鉄」が含まれており、この鉄に「酸素」が結びついて体中に運んでいます。血液の赤い色は、ヘモグロビンと酸素が結びついた色です。

 

ところが、タコやイカ、エビやザリガニ、昆虫などの血液は「うす青色」です。これはヘモグロビンではなく「ヘモシアニン」という「銅」を多く含んだ物質が、酸素と結合しているからだそうです。

 

※4:一般的に成人(15歳以上)の推奨量は100mgと設定されていますが、上限量は定められていません。

 

また、妊婦さんは+10mg・授乳婦さんは+45mg・喫煙者は+35mg とされています。

 

 

『ビタミンCの働きと1日の摂取量』

健康長寿ネット

 

 

+コラーゲンについて

コラーゲン(collagen・英の「コラ(kolla)」はギリシャ語で「糊で貼り付ける」という意味で、いろいろな素材を貼り付けるコラージュという技法も語源は同じだそうです。

 

語源の通り、コラーゲンは細胞同士をつなぎ止めるタンパク質で、筋肉の機能維持のほか皮膚にとっても大切な線維ですが、基本的に私たちが食べたものは分解されずにそのまま吸収されることはありませんので、コラーゲンドリンクを飲んだりコラーゲン鍋を食べたりしてもコラーゲン量は増えません。

 

 

『コラーゲン製品として利用されているものの多くは、コラーゲンの加水分解物・コラーゲンペプチド(低分子コラーゲンと記載されていることが多い)です。これはある程度分解されているため、高分子のコラーゲンと比べれば、消化・吸収の効率が良いと考えられるものの、吸収されたものがコラーゲンの合成に利用されやすいことを指すわけではありません。』(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 /「健康食品」の安全性・有効性情報 より)

 

 

実は、コラーゲンは『体重(身体の大きさ)にほぼ比例して、皮膚のコラーゲン量は増える』のです。(加齢により減少します)

 

小さな動物(モルモットや猫など)ほど皮膚は薄く柔らかく、大きな動物(牛や象など)になるにつれて硬くゴワゴワした皮膚となります。

 

皮膚のコラーゲン量が増えると『赤ちゃんのようなプルプルの肌になる』というのは嘘です。

 

赤ちゃんは体重が軽いので、皮膚のコラーゲンが少ないために『プルプルな肌』なのです。

 

ローラーのようなもので肌を擦ると、その刺激によりコラーゲンが増えて肌が丈夫になる可能性はあるかもしれませんが『プルプルの肌になる』ことはありません。