施術は食事と同じです
味の濃い(刺激の強い)食事は、食事中から満足感をえられやすく、時には血行を促進するなどの身体的な効果も得られるかもしれませんが、長い目でみますとこのような食事をとり続けることは、からだにとって喜ばしいことではありません。
これと同様に、満足感を与えることを重視した(圧の強い)マッサージは、施術中から満足感は得られやすいものですが、からだにとっては喜ばしいことではありません。
からだにとってよい食事とは、一般的には味が薄い(刺激の弱い)ものであって、口や胃や腸にだけよいのではなく、からだ全体によい影響をもたらします。
からだにとってよい施術とは、最小の力で最大限の結果を得ることができるものであって、施術をおこなった首や腰にだけ効くのではなく、からだ全体にもよい影響をもたらします。
よい影響も悪い影響も全体的で、施術も食事も同じです。
そして、その結果は後になって現れます。