『筋膜性疼痛症候群』専門 『施術室 しまだ』

背骨と骨盤をめぐる常識の嘘

『筋膜性疼痛症候群』専門

慢性的な痛みと自律神経症状に対するトータルアプローチ

お一人さま施術・完全予約制

肩こりや腰痛をはじめ、頭痛やめまい
四十肩や変形性膝関節症と言われている関節周囲の痛み
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症(+坐骨神経痛)と診断される
『筋膜性疼痛症候群』に対して
お一人おひとりとじっくり向き合いながら
独自のアプローチをおこなっています。

『筋膜性疼痛症候群』を知っていただく前に

『背骨と骨盤をめぐる常識の嘘(その1から その7 まで)』を ご覧になってください。

 

整形外科やペインクリニックの先生方の著書から一部を引用させていただき

その内容にあわせて(私と私が施術させていただいた方たちの)レントゲンなどを供覧しています。

 

腰痛をはじめとする慢性痛の改善に 本当のこと(事実)を知る ということは とても大切なこと です。

なぜなら、本当のことを知るだけで 腰痛が大きく改善してしまう人もいる からです。

 

そして。

なぜ 私が(よくある)『背骨や骨盤のずれや歪み』などではなく

『筋膜性疼痛症候群』に取り組んでいるのか ということも ご理解いただけると思います。

 

 

 

 

はじめに

 

近年、『椎間板ヘルニア(頚椎および腰椎)』『脊柱管狭窄症』『分離症やすべり症』『変形性脊椎症』などの 画像上の変化(形態学的または構造的な異常)が、痛みやしびれなどの症状とは必ずしも直結しない(直ちに症状と結びつけることはできない)ことが明らかになってきましたが、わが国の現代医学では(さまざまな事情から・・・)今でもレントゲンやMRIなどでみられる構造的な異常所見を症状の原因と捉えがちです。

 

患者さんも診察室という少々緊張した空気の中で、白衣を着た先生から目でみて分かる所見を差し出されて症状の説明を受けると、何となく分かったような気になってしまう ものです。

 

また、『老化や構造といった不可逆的(元の状態には戻らない)変化が、痛みやしびれの原因です』と説明した方が、思うように改善がみられない慢性痛(症状)に対しては説得力のある説明になりますし、治療(手術)や通院に対する理解や同意が得られやすいことも その背景にあるのではないでしょうか。

 

以下の その1 から その7 までは、そのような説明が(ほぼ)事実ではないことを示すもの です。

 

画像所見からは 特定の病気(骨折や腫瘍や炎症性疾患)以外『なにもわからない』のですから。

 

 

 

その1

『診断的価値が必ずしも高くない単純X線写真撮影が、日常診療上、最低限必要な検査のごとく行われているのはなぜだろうか?』菊池臣一編著『腰痛 第2版』より(医学書院 2014)

 

 どちらの方が 慢性的な腰痛だったと思いますか? 

 

Aさん(21歳・女性)

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Bさん(28歳・男性)

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答えは 『 Bさん 』 です。

 

腰痛の常識から考えるとAさんのように思いますが、腰痛をめぐる常識は嘘ばかり なのです。

 

もちろん、腰痛の方で Aさんのように 背骨や骨盤が正面を向いていない 方もいますが『背骨が曲がっている・骨盤がゆがんでいる = 腰痛』ではない のです。

* Aさんの骨盤は ゆがんでいるのではなく、正面を向いていない だけです。骨盤はゆがんだりしませんが、人によって向きや傾きは異なります。( ← については、改めてアップします)

 

また、『腰痛になってしまったから、背骨がまがっている(無害の結果)』ということもありますが、そのような場合は、腰痛がおさまれば(筋肉の過度な収縮がもとの状態にもどれば、それに引っ張られていた背骨も)その人なりの もとの位置にもどります。

 

Aさんは、私の整骨院のスタッフだった方ですが、側弯に対する施術をおこなっていたのではありません。

とてもスタイルのよい方で、見た目では側弯していることもわかりません。

 

Aさんのレントゲンは、伊藤かよこ先生の腰が痛い」と思ったら とにかく読む本』(日経BP 2020 / 腰痛読書療法・バーチャル診察室へようこそ)にも掲載されています。

菊池臣一著『腰痛をめぐる常識の嘘』(金原出版 1994)

菊池臣一著『続・腰痛をめぐる常識の嘘』(金原出版 1998)

 

 

 

その2

『単純X線写真は、外来診療で最も用いられている画像である。しかし、単純X線写真は、非特異的腰痛の診断にはほとんど意味がない。』菊池臣一編著『腰痛 第2版』より(医学書院 2014)

 

頭痛も肩こりも慢性腰痛もない しまだのレントゲン

 

首は典型的なストレートネック

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腰は右凸側弯して

骨盤は左右の高さも違う

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腰の骨は変形して

椎間板も狭くなっている

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レントゲンで見るかぎり、私のからだは 構造異常ばかり ですが、頭痛も肩こりも慢性腰痛もありません。

 

レントゲン(単純X線)検査は、感染症などを含む脊椎炎、骨折、腫瘍のような重篤な(特異的)疾患を否定(除外診断)するためにあるので、非特異的腰痛(慢性腰痛)や頭痛、肩こりなどの診断には ほとんど意味がありません

 

 

 

その3

『痛い人、痛くない人、1000人のレントゲン写真を撮って専門医に見せたとしても、この人には痛みがある、この人にはない、ということはわかりません。』北原雅樹著『日本の腰痛 誤診確率80%』より(集英社インターナショナル 2018)

 

老若男女 ひとそれぞれの腰椎と骨盤 

 

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この(レントゲン)中には、腰痛の方も腰痛ではない方もいますが、どなたが腰痛なのかは(ご本人と私以外)誰にもわかりません。*圧迫骨折の方もいますが、陳旧性の(古い)ものです。

 

私は、腰痛の方と腰痛ではない方(453名)のレントゲンから、椎間板の変性や背骨と骨盤の向きや傾きは、腰痛という症状とまったく直結しない(無害の結果である) ということを学びました。


 

人間のからだは自然の一部です。

骨の数はみなほぼ同じ(成人で206個くらい)ですが、その一つひとつの形は人それぞれ、微妙に異なります。

個人の左右を比べても対称ではありませんし、筋肉の形や付く位置も微妙に異なります。

 

私の後頭部はいわゆる『絶壁』ですが、『後頭骨(こうとうこつ)』という名称は みなさん(頭の形がよい方)と同じですし、頭痛の原因にもなりません。

人間は、ビルや車や飛行機ではないのですから 『左右対称、みな同じ』ではない のです。

私から言わせていただければ『骨盤の歪みが… 』は ファンタジー です。

 

 

 

その4

『MRIの出現により、脊椎の異常診断能力は向上した。只、無症候例に高頻度な形態学的異常も少なくないことも明らかになった。最近では腰痛出現後に撮影されたMRI所見が、腰痛を説明するような新たな所見である可能性は低いことが指摘されている。』菊池臣一編著『腰痛 第2版』より(医学書院 2014) 

 

慢性腰痛も脚のしびれもない しまだのMRI

(無症候性ヘルニア)

 

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このMRIは

『 腰が痛くて、右脚がしびれます… 』と

患者さんのフリをして撮っていただいたものです。

 

 

ヘルニアが突出している箇所のレントゲン

 

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その5

『椎間板ヘルニアが画像で認められても、それが必ずしも痛みを起こしているわけではないことが明らかになってきているのです。』菊池臣一著『腰痛のナゼとナゾ』より(メディカルトリビューン 2011)

 

私は、このヘルニアが 腰痛や脚のしびれを引き起こさない ことを理解していますので

この画像を見ても、腰痛の心配をしたり不安になったりすることはありませんが

腰痛や脚のしびれで困っている(その事実を知らない)人が、この画像を見せられて

『このヘルニアが、あなたの腰痛と脚のしびれの原因です』と説明を受けたら

ほぼすべての人は信じてしまうでしょうし、不安も大きくなり痛みも増してしまうことでしょう。

 

 

 

その6

『私は巨大なヘルニアを持っていますが、腰痛とは無縁の生活を送っているのです。私だけ特別に腰痛を起こさないわけではありません。』菊池臣一著『腰痛のナゼとナゾ』より(メディカルトリビューン 2011)

 

 

【腰痛ー事実とフィクションを区別する】

 

オーストラリア Curtin University

Peter O'Sullivan 教授 の動画(日本語字幕版)

 

 

『腰痛による機能障害は医原性

 

つまり医療システムによって引き起こされていることがわかりました。』 

 

 

Pain-Ed. com より

 

 

 

その7

米国のリポートにはこんな文章があります。

『過去百年間の腰痛にまつわる話題のほとんどは、実のところ整形外科的な理解および治療の話である。それは解剖的(構造的)損傷を探すこと、そしてそれを治す方法を見つけようとしてきた。これは、まことに機械的な治療方法であり、多くの問題点を無視している。そして、実際のところ、この方法には効果がなかった。かつての生物医学的腰痛モデル(損傷モデル)が*プライマリーケアの段階において失敗であったことが、おおむね判明している。』加茂淳著『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』より(風雲舎 2009)

*プライマリーケア:「身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療」(日本プライマリ・ケア連合学会のHPより)

 

従来までの、このような構造の異常を原因と捉えた『*損傷(構造)モデル』治療は、提供する側にとっては大きな利益になりましたが、受ける側にとっては大した利益にはなりませんでした。

本気で改善を願う人たちの多くは、フラストレーションと費用対効果の低さを感じていたはず です。

 

また、痛み以外にもよくある症状として『手または足のしびれ』がありますが 『しびれ』のほとんどは『神経の圧迫による麻痺・神経障害』による症状ではありません。

 

脊椎で本当に神経の圧迫が起こった場合は『重篤な麻痺性疾患』となり、緊急手術になる場合もあります のでお薬を飲んで理学療法をうけている場合でもありません。

頚椎ヘルニアによる『脊椎性頚髄症』 と 腰椎ヘルニアによる 馬尾症候群 の2つが重篤な麻痺性疾患にあたりますが きわめてまれな疾患 です。

*症状や病態などの詳細はリンク先をご覧になってください。万が一、このような症状を感じたら、様子を見たり我慢したりせずにすぐに病院を受診してください。

 

 

もし、(頚椎または腰椎の)背骨の変形や椎間板ヘルニア、脊柱管の狭窄が本当に痛みやしびれの原因だとしたら、私たちが施術をおこなっても(変形した背骨が元の形に戻ったり、ヘルニアが瞬時に消失したりするわけではありませんので)症状が改善するとは考えられません。

 

あなたが、レントゲンやMRIなどの画像検査の結果から『椎間板ヘルニア』『脊柱管狭窄症』『変形性脊椎症』などと診断され、一定期間、投薬(または注射)や理学療法を受けても期待する結果を得ることができないのなら、あなたを悩ませている症状は『筋膜性疼痛症候群』と考えるべきだと思います。

 

施術室 しまだでは、この『筋膜性疼痛症候群』の原因である『筋膜のトラブル/トリガーポイント』に対する施術を専門的におこなっています。

 

 

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