そよ風 note

2025-03-20 18:00:00

Focal Vibration Therapy が効果をもたらす要素

 

Focal Vibration Therapy (FVT) の効果を決定する重要な要素は

①『周波数』 

②『振幅』

③『振動パターン』

の3つです。

 

 

①『周波数』1秒間に振動する回数

 

痛みの軽減と筋肉の緊張緩和には 高い周波数 が必要です。

  

一般的なマッサージガンとFVT機器の「周波数」には大きな違いがあります。

 

周波数の単位は「Hz(1秒間に振動する回数)」ですが、マッサージガンは「rpm(1分間に繰り返される回転)」で表記されていることが多いです。

 

一般的なマッサージガンは 1,500 〜 3,500rpm(25 〜 58HZ)ですが、FVTで使用する機器は 4710 〜 8310rpm(79 〜 139Hz)です。

 

施術では、目的に応じて 4つの周波数(79Hz・95Hz・124Hz・139Hz)を使い分け、より効果的に痛みを和らげます。

 

  

②『振幅』振動の大きさ

 

振幅とは、マッサージガンのアタッチメントが 上下に動く距離 のことです。

 

一般的なマッサージガンの振幅は、小さいもので約4mm、大きいものでは16mmほどあります。しかし、振動療法で痛みを緩和させるためには、振幅は『0』であることが重要です。

 

なぜなら、振幅が大きくなるほど 振動の大きさ(叩く力)も増すためです。

 

痛みを抱える患者さんは、トリガーポイントが過敏化し、交感神経も緊張しています。そのような状態に振幅の大きい(強い)振動を加えると、トリガーポイントはさらに過敏化し、交感神経の興奮も強まってしまいます。

 

これでは、まさに「火に油を注ぐ」ような状態になってしまいます。

 

実際に、マッサージガンを痛い部分に当てたことで、かえって痛みが強くなった という方も少なくありません。(しまだには3人ほど来室されました)

 

 

③『振動パターン』振動の強弱や間隔の変化

 

スマートフォンのバイブレーションに「連続振動」や「リズミカルな振動」があるように、振動にはさまざまなパターンがあります。

 

FVTでは、強弱や間隔の変化を加えた振動パターンを採用しています。

 

これは受容器の反応を持続させるためです。

 

筋膜にある多くの受容器は同じ刺激に慣れてしまう(順応する)ので、振動パターンを変えることで、受容器を持続的に刺激することができます。

 

 

7種類の振動モードと4段階の強度

 

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https://youtube.com/shorts/QLu7HuJQ14s?feature=share

 

  

cymatics:(サイマティクスの現象)

水や砂に振動を加えることで、美しい波紋や模様が目に見える形として現れる現象です。

これは、振動が物質に秩序ある動きを与えることを示しています。