そよ風 note
怒りは書いて捨てる
紙とともに去りぬ
〜 怒りを「書いて捨てる」と気持ちが鎮まることを実証 〜
名古屋大学大学院情報学研究科の川合伸幸教授、金谷悠太(研究当時:博士後期課程学生)らの研究グループは、怒りを抑制する方法を新たに発見しました。
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2024/04/post-649.html
【ポイント】
・怒りを抑制する新たな方法を発見・実証した。
・怒りを感じた状況をなるべく客観的に紙に書いて、その紙を捨てるか、※シュレッダーで裁断すると怒りが消失した。
・科学的な事実に基づいた怒り抑制方法として、簡便で効果的な手法を開発した。
◆ 詳細(プレスリリース本文)はこちら
※ シュレッダーのボックスは透明で、バラバラになっていく様子が見えるようにするとよいそうです。
ボックスが透明なシュレッダーを用意しました。
施術に来られた際、遠慮なくお使いください。
怒りを紙に書いてお持ちください。
『こころ』と『からだ』その③
『感情』は、自律神経と内分泌系と免疫系を介して、身体的な影響を現します。
その中でも、感情の影響が顕著に表れる神経系の反応は、前回に引き続き『筋肉の収縮』です。
不快な感情を抱くと、首や背中や腰など日常的によく使われる筋肉(特に大きな筋肉)が硬く緊張して痛みを感じさせます。
そして、血管や内臓の筋肉も同様に緊張します。
胃は、感情が身体に現れる代表的な臓器です。
私たちは、胃の具合によっても感情の動きを感じ取っています。
気分良く上手くいっている時は食欲満点ですが、気分悪く上手くいっていない時は食欲が減退します。
また、胃と同様感情の変化を起こしやすい臓器の一つが、長さ8メートルもある腸 (特に結腸)です。
『結腸はこころの鏡』
こころが緊張すると結腸も緊張すると言われています。
その結果起こる症状は、便秘や下痢です。
頭の内外の血管も感情の影響を受けやすく、多くの頭痛の原因になります。
『こころ』と『からだ』その②
身体は24時間止まることなく、私たちが寝ている間も身体を修正してくれています。
そのために可能な限り、全身のあらゆる『筋肉』を使っています。
首~肩のこりや腰痛などで現れる筋肉の緊張は、身体が修正をかけている結果、筋肉が正常に機能しているからこそ起こる現象でもあります。
筋肉の緊張は、身体が自らを保護したり調整している恩恵の証であって、決して「力ずくでその筋肉を揉みなさい」と言っている訳ではないのです。
身体からのメッセージを無視して「力ずくで揉んでしまったら」、身体はその刺激に(防御的)反応して、更に強く緊張してしまいます。
『こころ』と『からだ』その①
「よく眠れない」「体がだるい」「何となく体調が悪い」などの自覚症状から始まり
頭が痛い、重い、腰痛、肩こり、手足のしびれ、イライラ感、動悸、食欲不振、耳鳴り、めまい、味覚異常、便秘、下痢、冷え、月経不順など…
こころと身体の声(不定愁訴)は多岐にわたります。
しかし。
このような症状の「つらさ」は、病院で十分な診察や検査を受けても身体症状の原因が見つからず、周囲の理解を得られないことが少なくありません。
中には、自覚する症状が日によって変わったり、いくつもの不調を同時に感じたりする方もいます。
このような症状は、精神的なストレスや不規則な生活習慣や環境の変化など、その人を取り巻くさまざまな要因が絡み合って引き起こされると考えられています。
ご本人が、さまざまな症状に悩まされていることは確かですが、原因もはっきりしないため、家庭や職場では「怠けている」「ワガママなだけだ」などの誤解を生むケースもあります。
このような周囲の理解不足が、心身の不調をさらに悪化させることもあります。