そよ風 note
脊椎の手術と後悔の涙
『脊椎外科の罠』
ーある医療難民からの衝撃の叫びー
手術は成功、しかし消えない腰の痛み。
あの診断は正しかったのか?
医療関係者・腰痛患者必読。
現役整形外科医が業界の闇に切り込む、衝撃の医療ヒューマン小説。
・腰椎(頚椎)椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・分離・滑り症
などの診断を受けている方
そして
手術を勧められている方
必読です。
今から13年前
私は、脊柱管狭窄症との診断から脊椎手術を4回も受けた女性(FBSS)を施術したことがある。
FBSS とは
その時その女性は
『先生(担当医)を信じていたのに・・・』
『手術なんてしなければよかった・・・』
と後悔の涙を流していた。
もしもあの女性が
手術を受ける前にこの本に出会えていたら・・・
(その時には出版されていなかったけど)
あるいは誰かが
『あなたの症状は、筋膜性疼痛症候群の可能性が高いですよ』と伝えていたら・・・
手術を受けるたびに症状が悪化していくことも
手術を受けるたびに増す痛みと不安から、薬がどんどん増えていくことも
手術を受ける前は、杖がなくてもひとりでそこそこ歩けていたのに
手術を受けた後は、杖があってもひとりでは歩けなくなることも
4回目の手術が終わっても
症状はまったく改善していない(悪化している)ことを担当医に告げると
「私の手術は完璧に終わっているので腰のせいではありません」
「次回からあなたは精神科へ行きなさい」
などと言われることもなかっただろう。
この担当医は
「脊椎外科の罠」に登場する
“ 北川医師 ” そのものだ。
腰痛のナゼとナゾ “ 治らない “ を考える
海外の研究では、スイスからの報告に、画像診断を受けた健常者の76%に無症状の椎間板ヘルニアがみられたという研究があります。
また、フィンランドの研究によると、腰痛経験者の約半数が、MRIによる画像検査で椎間板に変性がみられない正常の所見だったことがわかり、「腰痛と椎間板変性との間には関連性がない」と結論づけています。
さらに米国からは20歳から80歳までの腰痛や脚の痛みを経験したことがない人々の画像診断の結果、21〜36%に椎間板ヘルニアが、50〜79%に椎間板膨隆が、34〜93%に椎間板変性がみられたと報告されるなど、従来のように「ヘルニアの存在 = 腰痛の原因」とする考え方を否定する研究結果が相次いでいます。
「腰痛のナゼとナゾ “治らない“を考える」より
著者:福島県立医科大学 理事長兼学長 菊池臣一
出版社:メディカルトリビューン
その腰・肩・ひざの痛み治療はまちがっている ! その②
日本は痛みの治療に関して、先進国の中ではもっとも遅れていて、患者中心の医療は、厚生労働省の調べによると、世界で遅れている科学技術のワースト10に入っていると報告されています。
なんと10〜20年もの遅れがあると言われているのです。
海外では、椎間板ヘルニアの手術はほとんど行われなくなってしまったそうです。
現在の整形外科の診断や治療法は、「痛みの生理学」の昔の言い伝えによるものなのです。
こうした古い理論と発想で痛みをとろうとしても、痛みはなくなりません。
そのことを知らない医師に治療を受けていることが、みなさんを苦しめている慢性痛が治らない、根本の理由なのです。
「その腰・肩・ひざの痛み治療はまちがっている!」より
著者:医師、医学博士 加茂 淳
出版社:廣済堂出版
その腰・肩・ひざの痛み治療はまちがっている ! その①
慢性の痛みに悩まされている方は、現在、日本国内で約2,300万人もいると言われています。
パーセントでいえば、日本の全人口の19パーセントにものぼる方が慢性痛を抱えているわけですから、見すごすことはできません。
ところがこれらの痛みに関しては、これまでも有効な治療がほとんどなされてきませんでした。
それはなぜでしょう。このような慢性痛は治らないのでしょうか?
そうではありません。
何をしても痛みがなくならないのは、そもそも診断と治療法がまちがっているからです。
「骨や関節に異常がなければそのうち痛みは治まる」
「ヘルニアがあるから神経が圧迫されて痛いのだ」
「腰椎がすべり症を起こしているから痛みが生じているのだ」
「ひざの痛みは半月板が損傷しているからだ」など、
現在の整形外科治療で主流となっている考え方は、じつは100年も前からの生理学が発達していない時代の伝統的な考え方なのです。
驚かれたでしょうか?
「その腰・肩・ひざの痛み治療はまちがっている!」より
著者:医師、医学博士 加茂 淳
出版社:廣済堂出版