そよ風 note
2023-09-28 21:00:00
コラーゲンとエラスチン
私たちの身体は(骨、筋肉、血管、神経、心臓、内臓、脳までも)、『Fascia:ファシア』という『膜』で覆われていて『筋膜』はその一部です。
筋膜は、骨とともに身体を支えることから『第二の骨格(柔らかい骨格)』とも呼ばれています。
筋膜は『コラーゲン』と『エラスチン』という2つのタンパク質からできていて、ガーゼのような構造をしています。
コラーゲンには、引っ張る力に抵抗する性質『粘性(ねばる性質)』があるので、私たちの身体が一瞬で変形することはありません。
一方、エラスチンには、ゴムのように伸縮する性質『弾性(変形しても元の形に戻ろうとする性質)』があります。
この2つを合わせて『粘弾性』と言います。
エラスチンは元の長さの230%まで伸び、また元の形に戻ることができます。
耳や皮膚を引っ張ると伸びるのは『エラスチンの弾性』です。(子供の耳はよく伸びます)
ところが、エラスチンの弾性は、加齢や太陽の光によって、徐々に低下してしまいます。
エラスチンの弾性が低下すると、しなやかな(柔軟で弾力のある)動きが徐々に失われ、筋膜のトラブルが起こりやすくなります。
エラスチンの弾性の低下は、30代後半から起こりやすくなると言われています。