『筋膜ケア』 の 施術室 しまだ

そよ風 note

2023-11-16 20:00:00

スーパーヘルシーの秘薬 『PGC1−α』

 

運動をすると、筋肉から『PGC1−α』というスーパーヘルシーの秘薬が出現します。

 

 

PGC1−αが出現すると、エネルギーが補われて筋肉の萎縮を防ぐことができます。

 

 

その他にも、慢性炎症 IMG_4063.png を抑える作用、老化を防ぐ作用、認知機能と記憶力の低下を防ぐ作用があり、健康と若さを保つ重要な働きをしています。

 

 

しかし、弱い運動と強い運動(後述)では、分泌される物質が異なります。

 

 

強い運動を続けた場合は、炎症性サイトカインという物質が急増して慢性炎症を促進することになるので、弱い運動を続けることが大切です。

 

 

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また、PGC1−αには筋力を増強する作用もありますが、弱い運動と強い運動では得られる筋肉も異なります。

 

 

強い運動(ランニング、水泳、筋肉トレーニングなど)をおこなっていると、大量のカルシウムが(一定の間隔で)放出されるようになり、速い収縮に適した筋肉が得られます。(筋肥大が起こり、筋肉隆々になります)

 

 

それに対して、弱い運動(持久運動)をおこなっていると、少量のカルシウムが(回数多く)放出されるようになり、持久力のある疲れにくい筋肉が得られます。

 

 

弱い運動とは、歩行(散歩)、駅の階段昇降、自転車での通勤、家事労働、買い物、農作業など、額に汗がうっすら浮かぶ程度の日常的に継続可能な有酸素運動です。

 

 

酸素を多く取り入れながらの運動は疲労が起こりにくいため、長時間の運動が継続可能になります。

 

 

健康と若さを保つには、ゆっくりした持久運動が適しています。

 

 

 

参考文献:『慢性痛のサイエンス 脳からみた痛みの機序と治療戦略』 半場道子著 医学書院 2018

https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/93389