そよ風 note
2023-12-03 18:00:00
トリガーポイントの発生から痛みが慢性化するしくみ
【 トリガーポイントの発生 】
筋膜のトラブルが発生すると、その部分の血液の流れが阻害され、その部位が『酸素欠乏』になります。
酸素欠乏が起きると、血液中の血漿から『ブラジキニン』などの発痛物質が生成され、知覚神経(C線維)の先端にある『ポリモーダル受容器』に取り込まれて『痛み』を感じます。
このような状態から発生した圧痛点(痛みの発信源)を『トリガーポイント』と呼びます。
【 痛みの慢性化(悪循環)】
『トリガーポイント』からの痛み信号を捉えた『脳と脊髄』が、反射的に交感神経を働かせます。
その結果、トリガーポイント周辺の『筋肉と血管の収縮』が起こり、再び酸素欠乏が発生して発痛物質が生成されるという『痛みの慢性化(悪循環)』が起こります。