そよ風 note
2024-02-17 18:00:00
熱交換のための特殊な血管
寒い時
私たちは無意識に『手のひら』をストーブなどの熱源に向けます。
それは
手のひらには熱交換のための特殊な血管
『動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう):AVA(Arteriovenous Anastomoses)血管』があるからです。
心臓から送り出された血液は
動脈(太い血管)から毛細血管を経て
静脈を通って心臓に戻ってきますが
動脈が毛細血管に枝分かれする前に静脈と直接つながる
やや太い『動静脈吻合(AVA)血管』があります。
毛細血管の役割は酸素や栄養を細胞に運ぶことですが
AVAは『体温調整』が専門の血管で
栄養や酸素は運んでいません。
AVAは、手のひら、足では足裏と指、顔では耳やまぶたなどにしかありませんが
1㎠当たり100~600個存在します。
足の裏を冷やすと、体全体が冷えてしまいます。
お風呂上がりは、靴下などを履きましょう。
寒い時はAVA血管のある部位を温めて、暑い時は冷やしましょう。