そよ風 note
2024-11-23 18:00:00
レッドフラッグが認められない時は
レッドフラッグが認められない限り
腰痛発症後4〜6週間までの画像検査に
臨床的メリットはない。
放射線診断(エックス線とCTスキャン)には
放射被曝に伴うリスクがあるため
診断と治療に不可欠な場合を除けば
避けるべきである。
エックス線撮影やMRIなどの画像検査では
症状のない健常者の多くに異常所見が認められる。
腰痛も坐骨神経痛も未経験の
健常者における単純エックス線撮影では
50歳以上の65%に異常所見が認められ
MRIでは
60歳未満の20%に椎間板ヘルニア
33%に椎間板異常
が認められる。
年齢と共に
椎間板ヘルニアが見つかる頻度が高くなるため
手術を検討する際は
加齢に伴うMRI所見と臨床症状との関連性の確認が重要である。
◻︎文献◻︎
ニュージーランド事故補償公団(2010 Printed Japan)「急性腰痛と危険因子ガイド」 春秋社