そよ風 note

2024-12-03 20:00:00

腰痛にレントゲン検査が必要な時

ー 単純X線写真撮影の適用 ー

1.外傷後に高度な腰痛が発症

2.安静時における高度な腰痛や下肢痛 

3.骨粗鬆症や転移性脊椎腫瘍などを疑わせる既往や症状を有るす場合

4.ステロイドの服用者、アルコール多飲者、および癌の既往例で、外傷がなく突然に下肢痛が発生した場合

5.撮影を希望する症例(過度に神経質な患者などでは単純X線撮影を行わないと、十分な診療を受けていないと誤解する可能性がある)

6.交通事故や労災で補償が関係している場合

7.強直性脊椎炎を疑わせる既往歴や理学的所見を有する症例(仙腸関節も撮影する)

8.脊椎所見から明かな脊椎変形が疑われる症例

9.高度な脊椎所見(著名な不撓性と可動域制限)や神経障害が認められる症例(転移性脊椎腫瘍を除外診断することが要求される)

10.原因不明の急激な体重減少

11.高い発熱(38℃以上)

  

◻︎ 参考文献 ◻︎

「腰痛」第2版 医学書院