そよ風 note
2024-01-23 20:00:00
筋膜を不健康にする悪者 その④『脱水』
『脱水』
運動は、筋膜に水分を送り込む最良の方法です。
そして、筋膜の健康を保つためには、たくさんの水分が必要です。
しかし、そもそも体内に十分な水分がなければ、筋膜に補給することはできません。
これまで、細胞への水分補給は血液とリンパ液を介しておこなわれると考えられていました。
ところが、フランスの形成外科医(手の外科医)である Jean - Claude Guimberteau(ジャン・クロード・ギンバルトー)医師が、生きた人間の皮膚の下に電子顕微鏡を入れたところ、筋膜はこれまで知られていなかった水分供給システムだったことがわかりました。
通常、筋膜は、ほとんどの水分を保持しています。
しかし、私たちが『隠れ脱水状態(点滴が必要になるような脱水ではありません)』にある時、まずは脳に栄養を与えるために、筋膜を含むどこからでも水分を取ろうとします。
その結果、筋膜に水分の低下が起こると毒素が蓄積し、本来洗い流されなければならない毒素のために、身体はこわばり、痛むのです。
冬は湿度も下がり、空気を乾燥させる暖房(エアコン)も欠かせないため
『隠れ脱水』にご注意ください。
参考文献「FREE YOUR FASCIA」