施術室しまだ

そよ風 note

2026-10-10 18:00:00

首肩こり ・ 背中の痛みに関連する筋肉

首肩こりや背中の痛みには、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、精神的なストレスなど、さまざまな要因が関係します。

 

国際疼痛学会は「軽い作業であっても、同じ筋肉を繰り返し使い続けると特定の筋肉に負担が集中し、筋痛に関係する可能性がある」と説明しています。

 

一方で、「姿勢が悪いから首肩がこる」という単純な因果関係については明確ではないため、姿勢だけで判断するべきではない としています。

 

肩こり(Katakori)に関する研究報告では、「後頭部から肩、肩甲骨周囲にかけて生じる、筋肉のこわばりに伴う不快感や鈍い痛み」と説明されています。

 

また、肩こりには必ずしも「痛み」があるとは限らず、「重い・張る・詰まる・こわばる・だるい・不快感がある」といった感覚も含まれます。

※「肩こり」の医学用語は現在も確立されていないため、英語論文でも「Katakori」が使用されています。

 

◾️首肩こりのさまざまな症状

 

  • 首が張る・重だるい
  • 肩がこる・張る
  • 首を動かすと痛い・回しにくい
  • 肩甲骨の内側が痛い
  • 頭痛を伴うことがある
  • 腕が重い
  • 朝から首肩がスッキリしない

 

◾️首肩こり・背中の痛みに関連する筋肉

 

日本の看護職員(393名)を調べた研究では、頸部・肩部症状があった人は268名で、最も多く症状が認められたのは、僧帽筋 でした。また、2022年に行われた研究でも、症状の強い人は、僧帽筋が有意に硬い ことが報告されています。

 

トリガーポイントの観点から「首肩こり・背中の痛み」に関連する主な筋肉は次のとおりです。

 

① 僧帽筋

肩こりで最も代表的な筋肉です。

首の付け根から肩にかけての「重い・張る・こわばる・痛い」という感覚に関係し、トリガーポイントから後頭部、側頭部、顎周辺へ痛みが広がることもあります。日本整形外科学会も、肩こりに関係する中心的な筋肉として僧帽筋を挙げています。

 

② 肩甲挙筋

首と肩の境目、肩甲骨の周囲の症状に関係します。

「首を回しにくい」「振り向くと首肩がつっぱる」といった症状がある場合に、特に確認したい筋肉です。

 

③ 頭半棘筋・板状筋

首の後ろの深い張りやこわばり、後頭部に近い首こりに関係します。

 

④ 大菱形筋・小菱形筋

肩甲骨内側の「重い・だるい・押したい」という感覚に関係しますが、肩甲骨内側の症状は、肩甲挙筋、僧帽筋、棘下筋などからの関連痛として現れることもあります。

 

⑤ 棘上筋・棘下筋

肩甲骨周囲から肩関節周辺の痛みや重さに関係します。

特に棘下筋のトリガーポイントは、肩の前面や腕へ関連痛を生じることがあります。

 

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※トリガーポイントは筋肉のどの部位にも生じる可能性があるため、トリガーポイントの位置を「×」のように示していません。 

 

症状別に関連する筋肉