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肘の痛みに関連する筋肉
肘の痛みの訴えの中で多いのが「テニス肘:上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」です。
テニス肘は40〜50歳代に多く、テニスをしている人だけに起こるものではなく、テニスや他のスポーツをしない人にも生じます。
「◯◯炎」という病名から、肘に炎症が起きていると思われがちですが、国際疼痛学会では「数ヶ月以上続く慢性的なテニス肘では、強い炎症所見が認められず、コラーゲン線維の配列の乱れなどが中心となっている」としています。
また、「痛みに関連する化学物質の増加がみられることや、肘の痛み・握力の低下だけでなく、首や肩の痛みを伴うこともある」と説明しています。
慢性的なテニス肘では強い炎症所見が認められないため、腕をできるだけ使わないようにして炎症を抑える薬を服用しても、症状が改善しないケースがあります。
テニス肘には、手首や指を伸ばす筋肉(前腕の伸筋群)が深く関与しているため、肘関節を曲げ伸ばしするよりも、物を握る、持ち上げる、手首を反らすといった動作で痛みが誘発されるのが特徴です。
◾️心理・社会的な要因との関係
テニス肘の痛みにも、筋肉に加わる身体的な負担だけでなく、心理状態や生活環境も影響することがあります。
仕事や家庭での大きな心配事、対人関係のストレス、十分に休めない環境などが続くと、身体の緊張や睡眠、痛みの感じ方に影響し、症状が強くなったり、長引いたりすることがあります。
反対に、大きな心配事や対人関係の問題が解決したことをきっかけに、それまで続いていた痛みが急速に軽くなることがあります。
◾️テニス肘の痛みに伴う症状
- フタを開けるときに痛い
- ドアノブを回すと痛い
- フライパンや鍋を持ち上げると痛い
- タオルを絞ると痛い
- パソコン作業で肘が痛くなる
- 荷物を持つと肘の外側が痛い
- 握力が弱くなったように感じる
◾️テニス肘に関連する筋肉
※トリガーポイントは、筋肉のどの部位にも生じる可能性があるため、トリガーポイントの位置を「×」のように示していません。



