そよ風 note
2025-10-25 20:00:00
テニスをしないTさんの「テニス肘」
先日から、右肘の痛みでお困りのTさん(60代・男性)が来室されています。
来室までの経緯(整形外科 → 整骨院 → しまだ)は、以前にご紹介したテニスをしないNさんの「テニス肘」と同じでしたが、Tさんはより複雑な状態でした。
通常、トリガーポイントに伴う筋肉の拘縮(硬結・タイトバンド)は、私の右肩痛のように局所的に現れることが多いのですが、Tさんは広い範囲にわたり、よりきつい状態でした。(太い弦を弾いているような感触です)
毎日右手で持ち歩いているというビジネスバッグを持たせてもらいましたが、とても重くてびっくりしました。
こうした日常的な負荷の積み重ねによってトリガーポイントが形成されたことは間違いありませんが、これほど広範囲に拘縮が形成された背景には、長年服用されている「リバロ(スタチン系薬:コレステロール値を下げる薬)」の影響が考えられます。
慢性的な痛みの背景には、複数の要因が関係していることが多いです。
Tさんから動画の撮影と公開の許可をいただきましたので、拘縮による跳ね上がりが顕著な動画をご紹介します。
動画は腕だけですが、首や背中(腕の付け根)にも同じような状態のトリガーポイントがありました。
