施術室しまだ

そよ風 note

2024-11-06 20:00:00

脊椎の手術と後悔の涙

『脊椎外科の罠』

ーある医療難民からの衝撃の叫びー

手術は成功、しかし消えない腰の痛み。

あの診断は正しかったのか?

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医療関係者・腰痛患者必読。

現役整形外科医が業界の闇に切り込む、衝撃の医療ヒューマン小説。

壱島良男著(幻冬舎 2017)

 

「腰椎(頚椎)椎間板ヘルニア」

「脊柱管狭窄症」

「分離・滑り症」

などの診断を告げられて(手術を勧められて)いる方は必読です。

 

今から13年前

私は、脊柱管狭窄症との診断から脊椎手術を4回も受けたFBSSの70歳代の女性との出会いがありました。

その時その女性は

『先生(担当医)を信じていたのに・・・』

『手術なんてしなければよかった・・・』

と後悔の涙を流していた。

 

もしもあの女性が

手術を受ける前にこの本に出会えていたら・・・

(その時には出版されていなかったけど)

あるいは誰かが

『あなたの症状は、筋膜性疼痛症候群(トリガーポイント)の可能性が高いですよ』と伝えていたら・・・

手術を受けるたびに症状が悪化していくことも

手術を受けるたびに増す痛みと不安から

薬がどんどん増えていくことも

手術を受ける前は

杖がなくてもひとりでそこそこ歩けていたのに

手術を受けた後は

杖があってもひとりでは歩けなくなることも

そして

4回目の手術が終わっても

症状はまったく改善していない(悪化している)ことを担当医に告げると

「私の手術は完璧に終わっているので腰のせいではありません」

「次回からあなたは精神科へ行きなさい」

などと言われることもなかっただろう。

この担当医は、この本に登場する “ 北川医師 ” そのものだ。

 

この本の主人公である「手島里美(腰椎椎間板ヘルニアで手術)」と「戸田道男(腰椎分離すべり症・腰部脊柱管狭窄症で手術)」も、トリガーポイントによる腰痛でした。

2024-10-13 18:00:00

患者さんからいただいたメッセージ

先日の木曜日の朝

『日曜日にギックリ腰になってしまったようで全く治りません。左側がとにかく痛いです。立つのもしゃがむのもキツイぐらいです』

と男性患者さんから連絡をいただく。

 その日の午後に来ていただいたが、いつもの笑顔ではない苦笑と前屈みの姿勢と動作から、その辛さがよくわかる 。。。

(私も2回ほど経験していますので 。。。)

 

施術終わりには『やっぱり来てよかった』と言っていただき、その日の夜に以下のメッセージをいただいた。

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 ※ 患者さんから許可をいただいいて掲載

 

ご丁寧にありがとうございました。

お役に立ててよかったです。

 

いわゆる『ぎっくり腰』の場合、電気ビリビリではこのような結果を得ることはできません。

また、もしも牽引療法などをおこなってしまったら、しばらく起き上がれなくなってしまうでしょう…

ギックリ腰は『急性腰痛』とも言われます。

ある日突然に起こる急性の痛みですが、『炎症性(ケガ)の痛み』ではないので即時改善が可能です。

いわゆる『寝違え』も同じです。

すべての炎症には痛みを伴いますが、すべての痛みに炎症を伴う訳ではありません。

2024-07-21 18:00:00

坐骨神経痛とトリガーポイント その②

前回の施術(坐骨神経痛とトリガーポイント その①)から1週間後(2回目)の昨日。

女性は

『足を引きずらずに歩けるようになって、夜も布団で眠れるようになりました。』

『痛みも大した痛みではありませんでした。』と笑顔で報告してくれた。

そして、一緒に来られているお姉さんは

『今までは足を引きずりながら私の後ろを歩いていたのに、今日は私の前をスタスタ歩いているんです。』

『びっくりしました。』と話してくれた。

 

この女性が進むべき方向へ導くことができてよかった。

今までは進んではいけない方向へ導かれていたので、あのままでは、とんでもないことになっていただろう・・・

この女性の症状が本当に神経が障害されたことによるもの(本物の神経障害性疼痛)なら、このような結果が出るはずがない。

本物の神経障害

この結果からも、この女性の「坐骨神経痛」は本物の神経障害性疼痛ではないことがはっきりした。

これから多少の波はあるかもしれないが、トリガーポイントをじっくりと鎮静化していくだけだ。

2024-07-21 18:00:00

本物の神経障害

本物の神経障害は、日内変動がなく、神経の機能低下(運動神経なら麻痺、感覚神経なら感覚低下)による症状は、完全に持続性です。

麻痺とは、神経が何らかの原因で正常に機能していない状態です。

自分の思うように手足などを動かすことができず、触れても針で突いても知覚が鈍いか感覚がない状態です。

熱い冷たいの感覚も、痛みもしびれもありません。

そして、症状の強さは常に同じで、強弱がなく、波もなく、緩解(軽減または消失する)することはありません。 

それに対して、症状の強さが常に同じではなく、強弱があり、波もあり、緩解(軽減または消失する)ことがある『いわゆる坐骨神経痛』は、本物の神経障害ではありません。

2024-07-21 18:00:00

牽引療法には効果がない?

『腰痛のナゼとナゾ』 菊池臣一著 より

牽引療法とは脊椎を上下にひっぱり、腰椎の圧迫を軽くして腰痛を軽減する目的で行われるもので、牽引することで腰部の安静や異常な筋肉緊張の軽減、椎間板内圧の減少などが得られると考えられてきました。

現在も、整形外科医院や接骨院などで、脊椎の病気に対する局所の安静などを目的に、日常的な診療プログラムのなかに牽引療法を組み込んでいるところが多くみられます。

私も以前は入院患者さんに、治療を受けているという意識を持ってもらうために使用していたことがありました。

しかし、外来にこられる患者さんには使用していません。

その理由は、15〜20分ほどの牽引療法を受けるために、往復1時間以上もかけて通院するなら、その時間を腰痛の軽減に効果があるとされる日常的な仕事や家事、あるいは運動にあてたほうがよいのではないかと考えたからです。

しかし、これだけ普及しているにもかかわらず、牽引療法が腰痛や坐骨神経痛に有効であるという科学的な根拠は報告されていません。

逆に、イギリスの腰痛ガイドラインでは「牽引療法に関しては、治療効果がないことが証明されている」と明言しています。

さらに、牽引療法を行いながら安静に寝ていると、関節のこわばり、筋肉の萎縮、骨密度の低下などの危険があるので、腰痛の患者さんには用いるべきではないと言及しています。

単純に考えても、腰の椎間板の変性によって低くなった身長を元の状態に戻そうとしたり、腰椎の彎曲したカーブの度合いを改善したりするためには相当な力が必要になるでしょう。

牽引によりかえって腰痛を悪化させる可能性も否定できません。

患者さん本人が牽引後に気持ちよく感じられるのであればよろしいのですが、効果が認められないと実感されたときは、漫然と続けていないで他の療法に切り替えたほうがよいでしょう。 

***

 

腰痛の治療に関与している専門家で、骨盤牽引が治療手段として真に有効であると思っている人は、あまりいないのではないでしょうか。 

 

『続・腰痛をめぐる常識のウソ』 菊池臣一著 より